一人暮らしが始まる
平成2年10月、中野富士見町にて、生まれて初めての一人暮らしが始まりました。アパートを借りたのは良いのですが、生活するための物が何もありません。当時付き合っていた彼女が、事ある毎にアパートに来てくれて、生活用品や食材の買い出しに付き合ってくれました。
しかし、就職してまだ半年足らずで会社や仕事に慣れたとは言い切れず、そこに一人暮らしを始めたので、今思うと結構きつい毎日でした。起床時刻は何時が良いのか?家から駅までの所要時間は?最寄駅から会社所在駅までの所要時間は?等々、ルーティンになるまで緊張していました。
そんな感じで暮らした中野富士見町でしたが、父親が埼玉県浦和市(現埼玉県さいたま市桜区)に引っ越し、実家跡地にアパートを建てたので、管理人を兼ねてそのアパートに平成3年8月に引っ越しました。再び南阿佐ヶ谷に戻ってきたのです。
南阿佐ヶ谷での暮らしは、中野富士見町と違って、勝手知ったる土地だったので楽でした。地元だったので学生時代の友人も居て、昔のようによく遊びに来てくれました。ご近所さんも昔からの知り合いなので、会えば挨拶して世間話をする感じでした。